公開日:2026-03-10 更新日:2026-03-10

展示会のレンタル什器とは?種類・料金相場・おしゃれに見せるコツまで解説

Exhibition Booth Layout11

この記事の監修者:堀江 和敬 株式会社ストラーツ 代表取締役社長

これまでに多数のイベント・展示会を制作。
日本最大級のIT系のオンライン展示会を主催を経験。
展示会では費用対効果を重視し、名刺獲得からの受注を最大化することを大切にしている。

展示会のブースづくりで意外と悩むのが、什器選びです。「購入すべきか借りるべきか」で悩んでいる方もいるでしょう。展示会では、展示台や受付カウンター、商談用のテーブルなど多くの什器が必要となり、購入するとなれば保管や運搬の手間もかかります。


その点、レンタル什器は必要な期間だけ借りられ、コストと負担を抑えながらブースを整えられます。この記事では、レンタル什器の種類や料金相場、おしゃれに見せるレイアウトのコツまで詳しく解説します。

展示会で自社の製品やサービスを効果的に伝えたいなら株式会社ストラーツがおすすめです。

商材の特徴を整理し、来場者に伝わる見せ方やメッセージ設計からブースデザイン・施工、制作物準備、当日運営まで対応。展示会で伝わる展示設計を通じて、出展効果を高めるブースづくりを支援します。

展示会のレンタル什器とは?

展示会のレンタル什器とは、会期中に借りられるアイテム(展示台やカウンターなど)のことです。1回限りの出展だったり、高価なアイテムが必要だったりする場合は、購入するよりもレンタルの方がコストを抑えられます。

レンタル什器で借りられるもの

ひと口に「レンタル什器」といっても種類はさまざまです。代表的なアイテムとして次のものがあげられます。

・テーブル・椅子
・展示台
・受付カウンター
・棚
・カタログスタンド
・記名受け

什器というと「商品を置く台」のイメージが強いですが、実際は展示(見せる)だけでなく、受付や商談を成立させるための道具もあります。たとえば、受付カウンターがあるだけで、名刺交換や資料配布が自然に始まり、スタッフも声をかけやすくなります。

購入ではなくレンタルが向くケース

什器は購入もできますが、展示会ではレンタルの方が合理的なことも多いです。次のような場合、購入ではなくレンタルが向いています。

・年1〜2回しか出展しない場合
・展示会ごとにレイアウトやブースサイズを変える場合
・自社で運搬・管理をしたくない場合

出展頻度が少ない場合、購入よりもレンタルの方が安くなることも。また、コスト面だけでなく、失敗や手間を減らすための手段としても有効です。初出展は特に「何を選ぶか迷う時間」そのものがコストなので、レンタルによって時短できます。

基本セットは受付+展示台+商談席の3つ

お伝えしたように、レンタル什器の種類はさまざまです。何をレンタルすべきか迷ったときは、まずは「最低限必要な3点」を押さえましょう。

展示台:製品・資料を見せる「主役」になる
受付カウンター:名刺交換やパンフレット配布、コミュニケーションの起点になる
テーブル+椅子:商談があるなら必須

この3つが揃うと、来場者が「立ち止まる → 見る → 話す」という最低限の動線ができ、ブースとしての「まとまり」が生まれます。あとは目的に合わせて棚やカタログスタンドを足していきましょう。

「展示台」をレンタルするときのポイント

什器の中でも「展示台」は特に重要です。展示台選びに失敗すると「なんとなく安っぽい」「ごちゃごちゃして見にくい」と思われてしまいます。展示台をレンタルする際は、次のポイントを意識しましょう。

(1)展示台の種類を知っておく

展示台にはいくつか種類があります。それぞれの特徴やメリットについて表でまとめたのでご覧ください。

種類イメージ特徴・メリット
テーブル型画像引用:有限会社マルワ什器もっともメジャーな展示台
色や素材、サイズなどのバリエーションが多い
タワー型画像引用:展示会オールレンタル・高さがあるため遠目から視認されやすい
・限られた面積でも存在感を出せる
ひな壇型※画像引用:bolda・複数商品を段差で整理して見せられる
・ラインナップの多さをアピールできる

※サイズが小さいのでテーブルの上に設置するのが一般的
コの字型画像引用:モノアール・立体感のある展示ができる小さい商材におすすめ
※サイズが小さいのでテーブルの上に設置するのが一般的

(2)高さ・奥行き・耐荷重を意識する

使いやすい展示台を選ぶためには、サイズ設計も重要です。具体的には「高さ」「奥行き」「耐荷重」を意識しましょう。

高さ:立ち止まって見やすい高さかどうか
奥行き:奥行きが足りないと、物量やサイズが限られて全体的にごちゃついた印象になる
耐荷重:耐荷重が足りないと事故リスクが上がる

展示台はブースの主役なので、ここで無理に妥協すると、伝わりにくいブースになってしまいます。安全面にも関わるため、高さ・奥行き・耐荷重をすべて満たした展示台を選びましょう。

レンタル什器の料金相場

展示会の什器レンタルは、什器そのものの価格だけでなく、期間・会場条件・搬入出や設営の有無で大きく変わります。大まかな料金相場は次のとおりです。

レンタル什器の種類料金相場(3日間を想定)
テーブル・椅子テーブル:3,000円程度椅子:1脚あたり数百円〜1,000円程度
展示台テーブル型やタワー型など一般的なもの:2,000円〜6,000円程度電飾系など特殊なもの:6,000円〜10,000円程度
受付カウンター5,000円〜10,000円程度
3,000円〜20,000円程度
カタログスタンド500円〜2,000円程度

料金は何で決まる?

レンタル什器の価格は、主に次の要素で決まります。

サイズ:大きい(奥行きや幅がある)ほど金額も高い
デザイン性:木目やアクリルなど「おしゃれ系」「ディスプレイ特化」は高くなりやすい
レンタル期間:期間が伸びるほどレンタル料も高くなる(当日+前後1日で見ておくと安心)
在庫状況:人気什器が埋まっていると高くなりやすい

上記はあくまで「什器そのもののレンタル単価」であり、運搬コストは反映していません。什器の搬入や撤去を依頼する場合は、その分の料金が上乗せされるので注意しましょう。

安くするコツは「単価」より「まとめ方」

什器レンタル費を抑えるときは、最安単価を探すよりも、「発注のまとめ方」を工夫するのが効果的です。

安くするコツ理由
セットレンタルを選ぶ受付+展示台+商談席など、最初から必要最低限のアイテムが揃ったメニューを選ぶ
レンタルと搬入出、設営撤去を1社にまとめる連絡や調整コストが減り、当日のトラブルも起きにくい(結果的に総額も下がりやすい)
相見積もりは条件を揃えて比較する見積もり金額のブレを少なくするため、什器の種類や点数、期間、会場など「条件」を統一させる
「什器単体の安さ」よりも「総額」で考える少し高くても、搬入出や設営がスムーズで追加費が出ない方が、結果的に安く済むケースがあるため

レンタル什器の費用は、業者の価格表を見るより、見積もりの出し方や比較の仕方で差が出ることも多いです。まずは基本セットをベースに組んで、総額でブレないように固めるのが、失敗を防ぐために効果的といえます。

レンタル什器でブースを安っぽく見せないコツ

高い什器を借りなくても、見え方のルールを守るだけで、ブースをおしゃれに見せることは可能です。3つの観点から「安っぽく見せないコツ」を紹介します。

おしゃれの正体は「統一感」にある

ブースが整って見えるかどうかは、什器単体の価格よりも全体の統一感で決まります。統一感を作るポイントは、大きくこの3つです。

統一感を決める要素ポイント
カラーコーディネートベースカラーを1つに統一するだけで印象が締まる。逆に、白テーブル+黒カウンター+銀ラックのように色が混ざると一気に「寄せ集め感」が出てしまう
素材ナチュラルに寄せるなら木製、モダンに寄せるならアクリル・黒フレームなど、方向性を決めるのがコツ。社風やブランドイメージに合うかどうかを基準にするのがおすすめ
高さ什器の高さがバラつくと、視線が散って雑然と見える。展示台や棚の高さを近づけると、ブースが「設計された空間」に見えやすくなる

大切なのは、高くておしゃれな什器を入れても、全体と調和しなければ逆効果になることです。目立つ什器が1つだけ浮いてしまうと、ブース全体の統一感が崩れ、むしろ安っぽく見えてしまいます。

安いのに垢抜けるレイアウトのコツ

什器の置き方(レイアウト)を意識すれば、全体がおしゃれで、まとまったブースに仕上がります。コツは以下のとおりです。

レイアウトのコツ内容
余白を作って「詰め込み感」を消す展示物や情報を詰め込むほど安っぽく見えるので、展示物を厳選し、空間に余白をつくることが重要
壁面グラフィックを主役にして、什器は脇役にする什器よりも「壁面グラフィック」を目立たせた方が、来場者が立ち止まりやすい
※会社名やベネフィットを訴求できるため
配布物は1ヶ所に集約する配布物を分散させるとカタログスタンドの点数も増えるので見栄えが良くない。1ヶ所に集約するとスマート

什器のレイアウトは「足し算」ではなく「引き算」で考えるのがコツです。あえて余白をつくったり、配置ヶ所を集約したりすることで、全体がスマートにまとまります。

展示会のオールレンタルとは?

展示会のオールレンタルとは、必要な什器一式をまとめて借りられるサービスのことです。テーブルやカウンター、パネル、照明などを必要な分だけ手配できるので、初期費用を抑えつつ準備の手間も軽減できます。

オールレンタルでどこまで任せられる?

オールレンタルで依頼できる範囲は会社によって違いますが、一般的には次のような内容がセットになります。

什器一式:受付カウンター、展示台、テーブル・椅子などブースを成立させる基本什器
搬入搬出:会場への配送、イベント終了後の回収までまとめて依頼できるケースも多い
設営撤去(当日の作業):什器の組み立て、配置、撤去まで任せられることもある

オールレンタルといっても「什器だけ」「搬入搬出まで」「設営撤去込み」など幅があるため、見積もり時にどこまで含まれるかを確認しておきましょう。

オールレンタルが向いている人

オールレンタルは、とにかくラクをしたい人向けというより、失敗確率を下げたい人向けの選択肢です。特に次の条件に当てはまる場合はおすすめといえます。

・初出展で段取りが分からない
・担当者の負担が大きい
・社内に施工・運搬できる人がいない(車や人手の確保が難しい)
・在庫不足や手配漏れなど直前のミスを減らしたい

単品レンタルを積み上げると、連絡先が増えたり、条件がズレたりして管理が難しくなります。展示会慣れしていない企業や、負担を軽減したい企業はオールレンタルがおすすめです。

展示会で什器をレンタルする際の手配ステップ

展示会で什器をレンタルする際の手配ステップを図にまとめました。手配時の参考にしてみてください。

全体を通して「早め」に動くのがポイントです。そうすることで「在庫切れ」や「追加費用」を防げます。また発注後は、納品時間と当日連絡先を固定し、最終チェックまでを業者と共有しておくと、当日の安定したイベント運営が可能です。

なお什器レンタルは、レンタル専門会社だけでなく、ブースの施工・装飾会社によるレンタルオプションを利用できる場合もあります。予算や目的、対応範囲を見ながら自社に合った方法を選びましょう。

失敗しない什器レンタル業者の見極め方

最後に、什器レンタル業者を選ぶときの「見極め方」を4つ紹介します。

(1)まず「比較条件」を揃える

什器レンタル業者を比べる際、いきなり価格だけを見ると判断を誤ってしまいます。これは、業者によって「含まれている範囲」が違うためです。次のような条件を揃えることで、「同じ依頼内容でいくらになるか」がわかります。

・会場の場所
・期間
・ブース小間数
・必要什器の種類と数量
・利用日数(仕込み〜撤去)
・希望の搬入時間帯

これらに加えて、什器のグレード(新品寄り/使用感あり)や色味(白・黒・木目など)も指定すると見積もりのブレが減ります。条件が揃って初めて、価格を比較できるようになります。

なお直接の相談だけでなく、Webカタログを見て什器を指定する方法もあります。

(2)搬入搬出などを含めた「総額」を先に出してもらう

レンタル費だけで判断すると、後で「追加費用」が発生することがあるので、最初に総額を出してもらいましょう。什器代だけでなく、搬入搬出費、人件費、時間外対応費、車両費、養生費など、すべての項目の費用を出してもらってください。

また、展示会は会場ルールで搬入出の時間が限られるため、時間内に作業を終えるための人員が必要になるケースもあります。総額が分かれば予算が組みやすく、業者側も現実的な体制で提案しやすくなります。

(3)内訳を見て「追加費が出る項目」だけチェックする

総額を見たら次は内訳です。全部を細かく読むより、「追加費が出やすい項目」だけを重点的にチェックすると失敗しにくくなります。

たとえば、時間外作業、追加人員、延長料金、当日追加の什器、搬入経路が長い場合の手運び費、エレベーター待機などは、想定外に膨らみやすい部分です。逆に、どこが固定費でどこが変動費なのかが見えると、交渉もしやすくなります。

(4)依頼前に「搬入出の条件」を確認しておく

出展費用のブレを防ぐためにも、什器そのものではなく「会場側のルール」も確認しておきましょう。特に押さえておきたいのが「搬入出の条件」です。

搬入時間指定があるか(時間が決まっていると追加費が出やすい)
エレベーター・台車・搬入口の制限(搬入動線が長いと作業費が増える)
車両待機のルール(待機できない会場だと搬入がタイトになる)
会場側の指定業者があるか(外部業者が制限されるケースも)

この条件を先に押さえられると、業者側も見積もりが出しやすくなり、追加費の予測がしやすくなります。また、依頼時に「出展細則」を渡しておくと業者側もスムーズに動けます。

まとめ:レンタル什器で「コスト」と「手間」を抑えつつ、見栄えの良いブースを作ろう

展示会のレンタル什器は、ブースに必要なアイテムを必要な期間だけ借りられる便利な手段です。年1〜2回の出展やレイアウト変更が多い企業、運搬・保管をしたくない企業におすすめといえます。

購入かレンタルかで迷ったら「受付カウンター+展示台+商談席」の基本3点を先に揃えると、立ち止まる→見る→話す動線ができ、ブースにまとまりが出ます。

レンタル什器を選ぶ際は、期間や在庫、会場条件、搬入出の有無などを確認し、単価ではなく「総額」で判断するのが安全です。色味や素材、高さをそろえて統一感を作り、余白を意識した配置にすると、安い什器でもおしゃれに見せられます。

展示会で自社の製品やサービスを効果的に伝えたいなら株式会社ストラーツがおすすめです。

商材の特徴を整理し、来場者に伝わる見せ方やメッセージ設計からブースデザイン・施工、制作物準備、当日運営まで対応。展示会で伝わる展示設計を通じて、出展効果を高めるブースづくりを支援します。

この記事の監修者

Exhibition Booth Layout11

堀江 和敬 株式会社ストラーツ 代表取締役社長

これまでに多数のイベント・展示会を制作。展示会では費用対効果を重視し、名刺獲得からの受注を最大化することを大切にしている。

監修者コメント:
展示会は、ただ「見せる」だけではなく、「成果を出す」ために戦略的に準備を進める必要があります。来場者の心を動かし、商談やリード獲得につなげるには、目的に合った設計と表現が欠かせません。ブースの力を信じて、ぜひ価値ある展示会にしていきましょう。

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