公開日:2026-03-27 更新日:2026-03-27

展示会で来場者を増やす方法18選!事前集客や呼び込みのアイデアを解説

この記事の監修者:堀江 和敬 株式会社ストラーツ 代表取締役社長

これまでに多数のイベント・展示会を制作。日本最大級のIT系のオンライン展示会を主催を経験。
展示会では費用対効果を重視し、名刺獲得からの受注を最大化することを大切にしている。

展示会で来場者を増やすには、出展目的や目的を達成するためのターゲットを定義した上で、事前告知・当日の導線やコンテンツを設計することが重要です。
本記事では、展示会で来場者数を増やす具体的な18の方法を、事前準備、ブースやコンテンツ準備、事後フォローの3つの視点から解説します。今日から準備に取りかかれる実践的なノウハウに加え、実務でそのまま使えるダウンロード資料も用意しています。

展示会で自社の製品やサービスを効果的に伝えたいなら株式会社ストラーツがおすすめです。商材の特徴を整理し、来場者に伝わる見せ方やメッセージ設計からブースデザイン・施工、制作物準備、当日運営まで対応。展示会で伝わる展示設計を通じて、出展効果を高めるブースづくりを支援します。

展示会 来場者を増やす方法3

目次

1.展示会の来場者を増やす方法:事前準備

展示会 来場者を増やす方法11

ここでは、展示会の来場者を増やす方法の中でも、事前に行うべき準備について解説します。

(1)ターゲットに合わせた招待・告知

展示会で来場者を増やすためには、当日の工夫だけでなく事前の告知活動が成果を大きく左右します。特に「誰に」「どのように」伝えるかを明確にし、ターゲットに合わせた招待・告知を行うことが重要です。

方法1:DMやメールによる招待状送付

 過去の展示会や営業活動で獲得した顧客リストを活用し、案内状を送ることで来場率は大きく上がります。

紙のDMは保存性が高く、メールはスピーディーに配信できるのがメリットです。
宛名を入れるなど、個別感を演出するとさらに効果的です。

顧客の段階目的ポイントと具体的訴求内容例
既存顧客
(継続取引あり)
信頼関係を深め、アップセル・クロスセルにつなげる感謝+特典でロイヤルティ強化
・「最新製品の先行体験」「既存顧客限定の特典」などを強調
・「日頃のご愛顧に感謝して〜」と感謝のトーンを含める
・担当営業の名前を明記して「ぜひ直接ご案内したい」と伝えると効果大
商談中の見込み顧客
検討を前進させる/競合との差別化実体験+キーマン接触で意思決定促進
・「展示会で実際に製品を体感できます」など、検討材料を提供する形で誘導
・「当日は◯◯部長も参加予定なので、直接ご質問できます」と社内キーマンに会える価値を提示
・個別相談や簡易デモのアポイントをセットで案内
過去に名刺交換した顧客(ライト接点)
再接触のきっかけをつくる興味の延長線で「最新情報」提供
・「前回ご興味をお持ちいただいた◯◯について、最新事例をご紹介します」
・「来場者限定の資料をご用意」など、参加メリットを具体化
・相手に合わせてシンプル&ライトなトーンで「お時間合えば是非お立ち寄りください」と誘導
休眠顧客
(取引停止・連絡途絶え)
関係性をリフレッシュし、再アプローチ変化・進化を見せて関係再構築
・「新サービスを開始しました」「以前より課題解決力が強化されています」など、変化や進化を強調
・「ぜひ久しぶりにお話させてください」と誠実さを出す
・来場時に得られる“新しい価値”を前面に出す
新規ターゲットリスト(紹介・リスト購入など)
認知拡大と初回接点の創出ニュース性やメリットで来場動機を創出
・「業界初の◯◯をご紹介」「導入企業が増えている◯◯を体験できます」などニュース性を重視
・「ご来場いただいた方には〜プレゼント」など、まず足を運んでもらう仕掛けを盛り込む

「すでに取引のある顧客」は来場後に商談化しやすい層です。展示会で新商品や新サービスを紹介する旨を伝えると、訪問の理由づけができます。営業担当者が電話や訪問時に直接案内するのも有効です。

方法2:SNS(X、LinkedIn、Instagram)での発信

SNSは拡散力があり、既存顧客以外にも認知を広げられるため、展示会の来場者を増やす方法としておすすめです。BtoBならX(旧Twitter)やLinkedIn、Instagramが特に効果的です。出展ブースの位置図や体験コンテンツの情報を「画像+短文」で定期的に発信し、来場のメリットを訴求しましょう。

また、パートナー企業のアカウントからも発信してもらうと拡散力が強力になります。

一方で、炎上や誤解を招く投稿には注意が必要です。撮影時は他社ブースや来場者が映り込まないよう配慮し、社内で投稿ルールを事前に決めておきましょう

【Xで発信するコツ】

Xでは、ユーザーがSNSを最も利用する時間帯に投稿を合わせることで、表示回数やエンゲージメントを高めることができます。特に効果的なのは、午前の通勤時間帯、昼休み、夕方の帰宅時間帯です。

これらのタイミングで配信を続けながら、どの時間帯に反応が良いかを分析すると、より効率的に来場者へ情報を届けられます。

フォーマット・固定ポストで基本情報をまとめる(ブース位置、日程、予約リンク)
・当日はスレッド運用で時系列更新
・準備段階での日々のポストには、スレッドで固定ポストの基本情報を引用する
頻度目安・開催28日前頃より開始
・以降 週2–3
・開催週は毎日
・当日は3–6本/日
※ただし同じ内容はしつこくなるため、内容を小出しにアップする、重複する内容は時間をあけるなどの工夫をしましょう。
クリエイティブ・16:9 or 1:1画像/15–30秒の短尺動画のどちらかは付ける
・地図+ブース番号を必ず視認可能に
ハッシュタグ・#公式ハッシュタグ 
・#展示会名(日本語+英語)
・業界タグ2–3 :#業界名 #ソリューション名 #課題ワード(例 #在庫最適化)
・自社タグ1:#会社名 #製品名 #キャンペーン名
※合計3〜6個に抑え、投稿末尾に配置。毎回共通3+変動2が基本

来場者自身が投稿してくれた感想や写真を引用ポストで取り上げることも重要です。UGC(ユーザー生成コンテンツ)を拡散することで、第三者視点のリアルな声が広がり、「自分も行ってみたい」と思わせる効果を生み出せます。

▼Xの投稿例

展示会 来場者を増やす方法23

また、当日リアルタイムでの情報発信用に、以下のようにブース番号を入れたフレームを作っておくと、時間をかけず簡単に投稿できます。

展示会 来場者を増やす方法27
【LinkedInで発信するコツ】

LinkedInはビジネス向けSNSのため、Xのようなスピード感よりも「専門性」や「信頼性」が重視されます。情報は数日間タイムラインに残りやすいので、投稿頻度は少なくても1本1本の質を高めることが重要です。

特に、役員やPM(プロダクトマネージャー)の個人アカウント投稿は拡散力が高く、公式ページと組み合わせて運用すると効果的です。

フォーマット・イベントページを作成し、社員・顧客へ参加招待
・ドキュメント投稿(PDFカルーセル)で情報を網羅
頻度会社公式ページだけでなく、役員・PMの個人投稿も並走
・開催28日前頃より開始
・以降 週1–2
・開催週は隔日
・当日はスタート時、セミナー等の時間前の告知、終了時を目安に2-4投稿
コンテンツ軸・製品のユースケースやROI(投資対効果)、導入事例の“数字”
・来場で得られる学びを箇条書きで

LinkedInでは「会社としての公式情報」だけでなく、「社員個人の視点」を交えると説得力が増します。経営層からのメッセージや開発担当者の声は、来場者にとってリアルで信頼できる情報源となり、ブース訪問の動機づけにつながります。

▼LinkedInの投稿例

展示会 来場者を増やす方法17
【Instagramで発信するコツ】

Instagramはビジュアル中心のSNSで、若年層や感度の高いビジネスパーソンへの認知拡大に有効です。近年は特に美容業界を中心としたBtoB企業でも活用が進んでおり、展示会の雰囲気やブースの世界観を伝えるのに適しています。

投稿では、製品そのものだけでなく「体験の様子」「設営の裏側」「スタッフの準備風景」なども発信すると親近感が生まれます。特にリール(短尺動画)は拡散力が高く、当日の盛り上がりをリアルタイムで伝える手段として効果的です。

また、Instagramは比較的若年層の利用が多いため、ターゲット層との相性を考えて活用することもポイントです。

方法3:公式サイトに特設ページを設ける

展示会 来場者を増やす方法13

企業サイトには特設ページを設けましょう。検索経由で展示会情報を調べている潜在層にもリーチでき、事前のSEO効果も期待できます。

▼ファーストビュー内に必ず置く内容

・展示会名・会期・会場名
・ブース番号
・主な見どころ3点
・主CTA

見どころは、箇条書き15文字以内を目安に、直感的に理解できるようにしましょう。

▼スクロール直下

・ブース位置図
・体験コンテンツ概要
・ミニセミナー時間割
・来場特典
・アクセス案内

体験コンテンツやセミナーには、所要時間の目安も入れておくとよいでしょう。
▼中段以降

・ユースケース/事例(数字)
・登壇者・担当者紹介
・FAQ
・お問い合わせ

ユースケースや事例には、「業種」と「効果」が一目でわかるようにしましょう。例えば「在庫誤差▲80%」など、具体的な数字を入れることがポイントです。

また、行動喚起(CTA)は、「来場予約」などメインのもの一種類に絞り、ページの上・中・下段の3か所程度に配置しましょう。
どれをクリックしようか迷わない、わかりやすいものであることが大切です。

方法4:プレスリリースを活用

プレスリリースは、展示会出展を広く知らせるうえで非常に効果的な手段です。

業界紙やニュースサイトに掲載されれば、展示会に関心の高い層へ直接アプローチできます。また、配信サービスを利用することでGoogleニュースや業界ポータルにも転載され、潜在層へのリーチ拡大が可能になります。

プレスリリースには、例えば以下の内容を掲載すると良いでしょう。

▼発表内容例

・展示会名・会期・会場・ブース番号
・出展の目的やテーマ(例:「◯◯業界の課題を解決する新サービスを初公開」)
・目玉となる製品・体験コンテンツ・セミナー情報
・来場メリット(「来場者限定で◯◯を配布」「先行デモ体験可能」)
・担当者の連絡先・問い合わせ窓口

プレスリリースを発表する際には、必ず公式サイトの特設ページへのリンクを記載し、興味を持った人がすぐにアクセスできるように設計します。

公式サイト側では、例えば以下のように「リリースの追加情報」を用意し、来場意欲を高めます。

▼公式サイトに載せるリリースの追加情報の例

・展示会ブースの導線を紹介する動画
・来場特典の詳細説明
・セミナーの時間割
展示会 来場者を増やす方法21

SNSでもリリースの公開を告知し、二次的に拡散していきましょう。情報が何度も目に触れることで信頼性が増し、展示会への来場を後押しする効果が期待できます。

(2)事前に興味を引く仕掛け

展示会に足を運んでもらうためには、潜在的な来場者が「行く理由」を持てるよう、期待感を高める仕掛けを準備しておくことが大切です。

方法5:来場予約特典やノベルティを案内

 「事前に予約すると◯◯をプレゼント」「来場者限定で先着◯名に◯◯進呈」といった特典は、参加のハードルを下げる効果があります。さらに「数量限定」「先着順」といった条件を加えると、来場の意思決定を早める動機づけにもなります。

展示会 来場者を増やす方法12

以下のような業務に役立つ資料や限定版のサンプル、持ち帰ってオフィスで共有できるグッズがおすすめです。

▼業務に役立つ資料の例

チェックリスト集「展示会準備10のステップ」「業界別導入チェック項目」など
業界レポート「2025年市場動向レポート」「最新トレンドまとめ」など、数値入りで信頼感のある資料
ホワイトペーパー「◯◯を活用したコスト削減の実例」「ROI計算の早見表」

エビデンス付きの資料は、社内で説明するのに重宝するため喜ばれます。

▼限定版のサンプル例

IT・ソフト系トライアルアカウント、展示会限定機能の体験コード
食品・飲料系試食品、ミニパック、限定フレーバー
製造業・資材系サンプル素材、ミニチュア製品、部材のカットサンプル
美容・健康系スキンケアのミニボトル、プロトタイプ製品

「限定」「非売品」「試せる」は集客に強いワードです。実際に触れたり使えたりするものは動機付けになります。

▼オフィスで共有できるグッズ

実用文具ロゴ入りの付箋、クリアファイル、ボールペン
会議室で使えるものマグネット式ボードシート、卓上カレンダー
みんなで楽しめるお菓子社名シール付き小包装のお菓子詰め合わせ

個人だけでなく、オフィス全体に広がるグッズは口コミ的効果を期待できます。後日、営業訪問のきっかけになることもあります。

方法6:事前セミナーやウェビナー告知で期待感を高める

展示会当日を待たずに、オンラインで関連テーマのセミナーやウェビナーを実施するのも有効です。

▼セミナー・ウェビナーのテーマ例

・新製品・新機能の一部を先行公開
 例:「◯◯展で初披露する新機能の“ここだけ先出し”」

・導入企業の事例紹介
 例:「◯◯社がコストを20%削減できた理由」

・業界動向+展示会で答えを見せます型
 例:「2025年の◯◯業界課題ベスト3 ─ 解決策は展示会で体験可能」

・体験コンテンツの予告編
 例:「当日ブースで実施するデモの裏側を5分だけ紹介」

さらに、例えば以下のようにウェビナー参加者の「当日優先枠」を用意すると、展示会場への行動喚起にもつながります。

▼当日優先枠の例

・ウェビナー参加者に限定特典
 例:「参加者だけに優先案内枠をご用意」

・当日の合言葉方式
 例:「ウェビナーでお伝えしたキーワードをブースで言うと特典プレゼント」

・事前予約フォーム連動
 ウェビナー後のアンケートで「当日ブース訪問を予約しますか?」を用意。
展示会 来場者を増やす方法7

こうした仕掛けを事前に打ち出すことで、来場者は「このブースに行けば得られるものがある」と具体的にイメージでき、結果的に集客数の増加につながります。

2.展示会で来場者を増やす方法:ブース、コンテンツ、スタッフ対応|5つの成功事例も解説!

展示会 来場者を増やす方法2

ここでは、展示会で来場者を増やす方法の中でも、ブースの動線やデザイン、コンテンツ、スタッフ対応等について解説します。

(1)アイキャッチ・導線設計・デザイン

展示会で来場者を増やすには、一目でわかるアイキャッチやブースの動線設計、遠くからでも目立つデザインなどの工夫が重要です。

方法7:アイキャッチで「何のブースか」を一瞬で伝える

来場者は流れながらブースを見ているため、最初の数秒で興味を持ってもらう必要があります。そのためには、通路正面に「何を扱っているか」が一目で分かるアイキャッチを設置することが重要です。

また、「実物」「動き」は心理的に強い引力を持ち、「見る→立ち止まる→体験する」の流れを自然に作ることができます。

例えば以下のような実物サンプルや動きのある展示は、通りすがりに視界に入る高さと距離感で、できれば手に取れるよう配置することがおすすめです。

・原寸大モデル
・製品を稼働させるデモ
・大型モニターで操作画面をループ再生
・3Dホログラム
・プロジェクションマッピング

また、小物を何種類か展示する場合は視線より低い位置90〜100cmパネルは中心が視線の高さ(150cm前後)になるように展示すると効果的です。

【成功事例1:株式会社三和ケミファ】

展示会 来場者を増やす方法14

引用:https://www.sanwachemiphar.com/news/pressrelease/exhibition202310

株式会社三和ケミファは、幕張メッセで開催された『第14回 高機能素材Week』に出展しました。

このブースのアイキャッチのメリットは以下の通りです。

メッセージが明確で視認性が高い
緑地に白抜き文字で「モノマーの専門商社 三和ケミファにお任せ下さい!」と大きく掲示されており、通路からでも「モノマーに関する企業」であることは一瞬で伝わります。アイキャッチの基本である「何を扱っているか」が端的に表現されています。

補強的な要素がある
右側の大型パネルに「20周年」や「専門商社」といったキーワードが配置され、信頼感や歴史を強調しています。来場者に「実績ある会社」という印象を与えやすい設計です。

方法8: 動線設計で「自然に奥まで誘導する」

せっかく立ち止まっても、ブース内を回遊してもらえなければ接客につながりません。理想的なのは、「入口 → 体験 → 商談」へと自然に流れる導線です。

入口近くに「体験型コンテンツ/デモ」・通路から見える位置に設置し、立ち止まり率を上げる
・10分以内の体験で次の会話(商談)へ接続する
奥に「立ち話カウンター/商談スペース」・体験直後の熱量を冷まさず、素早く要件整理→次アクションへ
・次アクション例:オンライン商談予約/トライアル発行/資料DLへ送客
ストックルームは奥/壁際にまとめる・導線を邪魔しないこと

適切な動線で来場者が迷わず回遊できることで、滞在時間が伸び、商談化のチャンスも増えます。

【成功事例2:株式会社DTS】

展示会 来場者を増やす方法10

引用:https://dts-dms.com/blog/eventreport-manufacturingworld-tokyo2024/

株式会社DTSは、東京ビッグサイトで開催された「製造業データ活用」に関連する展示会に出展しました。

このブースの動線設計についてのメリットは以下の通りです。

入口が大きく開放されている
ブース正面は大きく開口しており、来場者が入りやすい構造になっています。赤いカーペットが正面から奥へと伸びているため、心理的に「奥へ進む」方向性が自然に誘導されています。

奥に商談スペースがある
2脚の椅子とテーブルが奥に配置され、立ち止まりから奥の商談スペースへ流れる設計ができています。入口から奥にかけての「オープン → 体験 → 商談」の流れを意識した構成になっている点は評価できます。

方法9:遠くからでも目立たせる工夫

来場者は数十メートル先からでも「気になるブース」を探しています。そこで効果的なのが、高さや照明を活かした視認性アップです。

まずは、遠距離、中距離、近距離それぞれの位置にいる来場者に見やすいサインを3レイヤーで設計します。

遠距離
(15–40m)
・上部サイン
・規定内でできるだけ高い位置
・会社名+カテゴリだけわかればOK
中距離
(5–15m)
・背面パネル/タワー
・高さ 1.6–2.0m
・「ベネフィット」を端的に伝える
・10–15文字
・例:在庫誤差を80%削減
近距離
(〜5m)
・大型モニター/デモ/実機/POP
・行動喚起を伝える
・例:「体験◯分」「次の回は◯:◯◯」

「遠くからでも何を展示しているのか」がひと目で分かり、近づくほど具体的なことがわかるようにすることがポイントです。

【成功事例3:株式会社ミゾタ】

展示会 来場者を増やす方法22

引用:https://www.mizota.co.jp/main/1289.html

株式会社ミゾタは、東京ビッグサイトで開催された「2024NEW環境展」に出展しました。

このブースは以下のような目立たせる工夫を行っています。

遠距離レイヤー(上部サイン)
天井から吊るした白いバルーンに「MIZOTA」と社名が大きく掲示されています。高さも十分あり、遠くからでも「ここにMIZOTAのブースがある」と認識できます。展示会場は視線が混み合うため、上部サインを工夫している点は非常に効果的です。

中距離レイヤー(背面・壁面装飾)
ブース内部に観葉植物や自然をイメージした背景パネルが配置されており、5〜15m程度の距離から見ても「自然や環境系の商品に関する展示」という雰囲気を直感的に伝えています。競合との差別化にも寄与しています。

近距離レイヤー(商品展示・什器)
ブース手前に陳列された商品や説明パネル、そして棚什器に並ぶ製品は、5m以内に近づいた来場者の興味を引きます。特に「実物展示」が中心なので、手に取って確認できる点は強みです。

【専門家からのワンポイント】

▼通路に出て「来場者視点」で確認する

ブース装飾でよくある失敗は、ブースの内側からの見え方だけで配置を決めてしまうことです。

実際の来場者は通路を歩きながらブースを一瞬だけ見て「立ち寄るかどうか」を判断しています。設営時には必ず通路に出て、来場者と同じ目線でブースがどう見えるかを確認しましょう。キャッチコピーが読めるか、何のブースかが伝わるかを実際の距離感でチェックするだけで、改善点が見つかります。

また、意外と見落とされがちなのが展示台やブースの「側面」です。正面のパネルや上部サインに力を入れる企業は多いですが、側面は手つかずのケースが見受けられます。通路を歩いてくる来場者にとって、最初に目に入るのは正面ではなく側面です。ここにキャッチコピーや製品写真を配置するだけで、他社と差をつけることができます。

また、展示会の集客に強いブース制作会社については以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にして下さい

(2)体験型コンテンツで滞在時間を伸ばす

展示会で来場者に足を止めてもらった後は、いかに長くブース内に滞在してもらうかがポイントです。滞在時間が長いほど、製品理解が深まり、商談化率も高まります。そのためには「体験」を軸にしたコンテンツ設計が有効です。

方法10:実機デモ・タッチ&トライ

来場者が実際に触れて操作できるコンテンツは、理解と記憶に強く残ります。
以下は、業界別おすすめ企画です。

▼業界別おすすめ体験型コンテンツ

業界コンテンツ例
IT業界・クラウドサービスの操作デモ: 来場者自身がタブレットやPCでログインし、実際の画面を操作して「数クリックでできる」ことを体感。
・AI画像認識のリアルタイム体験: カメラに映した物体や人物をAIが瞬時に解析し、分類や数値を表示。インパクトがあり話題性も高い。
製造業・工作機械のミニ加工デモ: 小型NCや3Dプリンタでサンプルをその場で加工し、来場者に持ち帰ってもらう。
・検査工程のシミュレーション: カメラやセンサーで不良品を瞬時に検知する様子を体験。品質保証の強みを直感的に伝えられる。
・実際の工場と繋ぎ、現場からの声や様子を伝える
建設不動産・VRゴーグルによるバーチャル内覧:完成予定の物件や施工現場を没入体験。
・建材サンプルの比較体験:断熱・遮音など性能の違いを実際に触れて体感。
医療ヘルスケア・ウェアラブル計測体験:血圧や心拍をリアルタイムに表示。
・AI診断システムのデモ:症状を入力するとリスク評価が画面に出る。
物流運輸・ピッキングシステム操作:タブレットで作業を疑似体験。
・搬送ロボットデモ:小型ロボットが実際に荷物を運ぶ様子を実演。
教育人材・Eラーニング教材の操作体験:デモアカウントでログインして使ってみる。
・VR研修体験:安全教育や接客訓練を仮想空間で体験。
エネルギー環境・省エネシミュレーション:電力使用量を入力すると年間コスト削減額を算出。
・小型風力やソーラーモジュールの実演:発電量をリアルタイムでモニター表示。
観光レジャー・観光地VRツアー:人気スポットを360度で体験。
・特産品試食コーナー:旅行気分を味わえるご当地グルメの提供。
・地域イベントの疑似体験:祭りや伝統行事の映像・音響・衣装体験で臨場感を演出。
食品飲料・飲み比べ体験:クラフトビールやコーヒーの味の違いを比較。
・調理デモンストレーション:製品を使った調理実演を目の前で披露。
美容ファッション・バーチャルメイク体験:AIが顔を解析し、メイク後の姿をシミュレーション。
・スマートミラーでの試着体験:服を着なくても鏡の中で着用イメージを確認。
金融保険・投資シミュレーション:資産配分を入力すると将来収支を可視化。
・保険プラン診断:家族構成を入力するとおすすめプランが即表示。
農業アグリテック・収穫量予測アプリ体験:天候や土壌データを入力して予測を算出。
・ドローン操作デモ:農薬散布や作物モニタリングの実演を体験。

短時間で成果が体感できるデモは回転率が高く、来場者を逃しません。 所要時間は5〜10分に収めましょう。

【成功事例4:株式会社farmo】

展示会 来場者を増やす方法4

引用:https://farmo.info/news/agriweek/

株式会社farmoは、幕張メッセで行われる農業Weekに出展しました。当日は取り扱っている全ての製品の実機を展示しました。

このブースでは、果樹・水田・ハウスといった用途別にゾーニングされ、それぞれのコーナーで実際の機器を見たり触れたりできるため、来場者は自分に関係のある展示へスムーズに入り込めます。

さらに、機器のそばには導入事例や効果を示すパネルが配置され、「実物を見る → 効果を知る → 詳細を聞く」という自然な流れを形成。単なる説明に終わらず、理解と納得をその場で得られるため、集客だけでなく商談化にも直結する展示設計となっています。

方法11: 参加型アンケート・ゲーム要素

展示会では「ただ見る」だけでなく、来場者自身が参加できる仕掛けを用意すると、ブースの滞在時間が大幅に伸びます。
また、体験結果をもとにノベルティ配布やSNS投稿へとつなげれば、リード獲得や拡散効果も高まります。

▼参加型アンケートやゲーム要素の例

・タブレットで数問のアンケートに答える → 結果をその場でグラフ表示
・体験後にクイズ形式で理解度を確認 → 正解者にはノベルティ配布
・抽選ルーレット:来場者がタブレットやガラポンを回す → 当たりでノベルティ配布。
・スタンプラリー方式:ブース内の3か所を回ってスタンプやQRを集めると景品がもらえる。
・ミニゲーム(AR/VR):タブレットをかざすと製品の内部構造が見える、モンスターを倒すARゲームなど。
・ランキング掲示:来場者のスコアや回答結果をスクリーンに表示し、競争感を演出。
・体験後のリアクションボード:「良かった!」「驚いた!」などのステッカーを貼ってもらい、会場で可視化。
・シール投票型アンケート:「最も興味のある製品は?」「現在の検討段階は?」などの項目に、丸シールを貼ってもらい、リアルタイムで結果を可視化。
・インスタント診断テスト:簡単な質問に答えると「あなたの課題タイプ」や「おすすめ製品」がすぐに表示。
・スピードチャレンジ:30秒以内に操作できるかを試すミニ体験 → 成功したら景品。
・コラボ体験:隣のブースやパートナー製品と連動した共同体験で、回遊を促進。

こうした仕掛けは、来場者に「自分ごと化」してもらうことにつながります。
単なる展示では記憶に残りにくくても、参加型コンテンツであれば体験の記憶が強まり、SNS投稿や口コミを誘発します。さらに、回答や行動データを回収できれば、展示会後のリードナーチャリングにも活用できる点が大きなメリットです。

【成功事例5:株式会社meleap】

展示会 来場者を増やす方法24

引用:https://hado-official.com/news/6660/

株式会社meleapの「HADO」体験は、来場者が実際に体を動かして楽しめる参加型ARスポーツとして展示されました。

来場者自身が体を動かして参加できる仕掛けは、視覚だけでなく身体的な没入感を伴うため、通路からも目を引き、自然に人だかりを生み出します。

また、参加者が楽しみながら体験する様子は周囲への強いアイキャッチとなり、「自分も試したい」という心理を喚起し、立ち止まり率が向上に直結します。
さらに、体験を通じてサービスや製品の強みを実感できるため、単なる説明よりも記憶に残りやすく、商談化へのハードルを下げます。

ARという革新的な技術を用いることで、集客力・リード化・商談化を一気に加速させるブース設計になっているといえるでしょう。

(3)スタッフ対応で差をつける

展示会では、最初に声をかけるスタッフの振る舞いが、集客はもちろん、その後の滞在時間や商談化率に大きな影響を与えます。
短時間で多くのブースを回る来場者に「ここは立ち寄る価値がある」と思わせる仕掛けが必要です。

方法12:声かけの行動量を確保する

展示会で来場者を増やすために、ブースのデザインやコンテンツに力を入れる企業は多いですが、意外と見落とされがちなのがスタッフの「声かけの量」です。

どれだけ魅力的なブースを作っても、スタッフがブースの奥で待っていたり、資料整理やスマホ確認に時間を使っていたりすれば、来場者は素通りしてしまいます。

展示会の呼び込みの量は、以下のような段階的な絞り込みで、目標とする成果から逆算して考えます。

▼声かけから商談までの流れと目安の転換率

ステップ目安の転換率
①声かけ数
②立ち止まり数声かけの約10〜20%
③名刺交換数立ち止まりの約30〜50%
④商談化数名刺交換の約10〜20%

たとえば名刺100枚を目標にする場合、立ち止まり率15%・名刺交換率40%で計算すると、約1,700人に声をかける必要があります。3日間・1日7時間なら、1時間あたり約80人が目安です。
この数字が示す通り、声をかけた相手の8割以上は立ち止まりません。断られるのが当たり前であり、それを前提に行動量を設計することが重要です。

チーム全体で「1時間あたりの声かけ目標数」を決め、常に通路側に立って自分から声をかけ続ける体制を作りましょう。

方法13:効果的な声かけフレーズ

単なる「いらっしゃいませ」ではなく、「3分で体験できます」「無料診断できます」など、来場者が行動しやすい具体的な言葉や数字を使いましょう。

▼効果的な声かけの例

・△△でお困りの方必見です!
・〇〇がもっと簡単にする商品をご紹介しています!
・30秒で「〇〇が半分になる」デモを見ていきませんか?
・〇〇の課題を解決するサービスです!
・この会場で、〇〇の実演をご覧いただけるのは当ブースだけです!
・〇〇について面白い事例があります。1分お時間いただけますか?
・〇〇のコストを半分にできる方法、興味ありませんか?

また、たとえば倉庫管理システムの展示で、「物流業務を最適化できます」と声をかけてもなかなか足が止まらなかったのが、「誤出荷率を半分に減らせます」とターゲットが普段使っている言葉(共通言語)に言い換えたところ、立ち止まる来場者が大幅に増えたケースがあります。「最適化」は誰にでも当てはまる一般的な言葉ですが、「誤出荷率」は物流現場の管理者が毎日追っている指標です。
自分の課題に直結する言葉が聞こえると、人は思わず足を止めます。

方法14:数十秒で要点を伝える|エレベーターピッチ

エレベーターピッチとは、「もしエレベーターに乗り合わせた数十秒の間に、自社の価値を伝えるとしたら?」という発想から生まれた、15〜30秒で要点を伝える超短時間のプレゼンのことです。

通路で立ち止まってくれた来場者に「ここで何を得られるのか」を短く伝える場面で、最初の声かけ+エレベーターピッチをセットで話せるように準備しておくことが重要です。

展示会では、以下の構成がおすすめです。

▼展示会用エレベーターピッチ構成例

1.課題提示「◯◯のムダに困っていませんか?」
2.解決策「私たちは、それを◯◯で△△%改善できます」
3.行動提案「3分で体験できます。試してみませんか?」

以下で具体例を紹介します。

IT企業
(在庫管理システム)
課題提示在庫誤差や欠品に悩まれていませんか? 
解決策当社のシステムなら導入6か月で誤差を80%削減できます。
行動提案今なら3分でデモをご体験いただけます。
製造業
(検査装置)
課題目視検査の工数がかかっていませんか? 
解決策この装置は不良品を1秒で検出できます。
行動提案ブース奥で実機デモをやっていますので、ぜひご覧ください。

また、以下は登録不要でダウンロード可能な【業種別】エレベーターピッチ事例集」と「【展示会営業用】エレベーターピッチ作成シートです。ぜひご活用ください。

展示会 来場者を増やす方法26
展示会 来場者を増やす方法15

方法15:スタッフの役割分担とチーム連携

展示会の呼び込みは、個人の力量に頼るのではなく役割を分担してチームで動くことで成果が安定します。

▼基本の3役割

役割内容
呼び込み役通路側に立ち、短い声かけで来場者の足を止める。興味を持った来場者を説明役へ自然に受け渡す
説明役立ち止まった来場者に製品・サービスの概要を紹介。デモや資料を使って理解を深めてもらう
クロージング役関心が高まった来場者に対し、名刺交換や商談アポなど次のアクションにつなげる

呼び込み役が来場者を立ち止まらせたら、アイコンタクトで説明役に合図を送り、自然に受け渡します。説明役も、商談化できそうなタイミングでクロージング役へ目配せすることで、来場者にストレスを与えず次のステップへ誘導できます。

【専門家からのワンポイント】

▼チーム連携で「人だかり」を意図的に作る

役割分担に加えて効果的なのが、意図的に人だかりを作るチーム連携です。

まず呼び込み役が1人の来場者の足を止め、笑顔で接客を始めます。すると、後ろから通りかかった別の来場者が避けるために目線を上げます。その瞬間に、待機していた別のスタッフがすかさず声をかけます。

これを繰り返すと、ブース前に自然と人が集まります。「人が集まっている=価値のあるブースかもしれない」と感じた来場者がさらに歩みを緩め、足を止めてくれるようになります。

ポイントは最初の1人を確実に足止めすることです。開場直後など人が少ない時間帯は、スタッフ同士でデモを見せ合うなどして「動きのあるブース」を演出するのも効果的です。

方法16:清潔感・安心感のある身だしなみ

来場者がブースに足を運ぶかどうかは、展示物だけでなくスタッフの印象にも大きく左右されます。特に初対面の場では「清潔感」や「安心感」が信頼構築の第一歩となり、気軽に声をかけてもらえる雰囲気をつくることが重要です。

▼身だしなみ等の基本ポイント

服装・会社のユニフォームやスーツ、ロゴ入りポロシャツなどで統一すると、信頼感とブランド感が出る
・服はシワや汚れがなく、靴まできれいにしておくことが大前提
・過度に華美なアクセサリーや強い香水はNG
身だしなみ・髪型は整え、前髪が目にかからないようにする
・爪は短く清潔に保つ
・名札やネームプレートを胸につけ、来場者が安心できるようにする
表情と態度・常に笑顔を心がけ、声のトーンは明るくはっきり
・腕組み・ポケットに手を入れる・椅子にふんぞり返る姿勢は避ける
・来場者が近づいたらすぐに立ち上がり、アイコンタクトをとる

以下は、登録不要でダウンロード可能な展示会スタッフ 身だしなみチェックリストです。ぜひご活用ください。

展示会 来場者を増やす方法25

また、以下の記事でも展示会の集客アイデアをまとめて紹介しています。ぜひ参考にしてください。

3.展示会で来場者を増やす方法:次回以降の来場につなげる

展示会 来場者を増やす方法19

展示会は、終了後も来場者との関係を深め、次回以降の展示会でも「また行きたい」と思ってもらうことが、持続的な成果につながります。

ここでは、展示会終了直後からの事後フォローについて解説します。

方法16:名刺・リード管理と即時のお礼メール

展示会終了後に最も重要なのは、集めた名刺やリードをすぐに整理し、来場者との関係性が薄れないうちにアクションを起こすことです。

また、すべての来場者に一律の対応をするのではなく、商談化の可能性に応じてスピード感やフォローの内容を変える必要があります。

以下は、その判断基準と具体的なアクションの一覧です。

区分タイミング主なアクション
ホットリード
(具体的な課題や導入時期を話した来場者)
即日〜翌日中・担当者名入り個別お礼メール
・当日話した内容を簡潔に要約
・商談アポ打診(候補日提示 or カレンダー予約リンク)
・関連資料の添付(提案書・導入事例)
ウォームリード
(興味は高いが導入時期が未定)
3日以内・お礼メール(展示会ご来場への感謝)
・当日触れたデモ・サービスの詳細資料
・フォローウェビナーやセミナーへの招待
・ニュースレター購読や資料DLへの誘導
コールドリード
(名刺交換のみ/情報収集段階)
1週間以内・お礼メール(汎用的なテンプレートでも可)
・展示会全体のまとめ資料やホワイトペーパー配布 
・自社SNSやメールマガジン登録の案内 
・将来の案内に備えてCRMへ登録

特にホットリードはスピード勝負となるため、展示会終了日のうちにフォローを開始する体制づくりが欠かせません。展示会後72時間以内に送らないと商談化率が大幅に下がるため、ウォームリードもタイミングを逃さないことが重要です。

逆にコールドリードは「教育・関係維持」が中心になるので、無理に商談化を狙わず、中長期的な接点設計を意識しましょう。

方法17:来場者アンケートを活用し改善点を抽出

展示会場で実施したアンケートやオンライン回答を集計し、来場者がどんな点に興味を持ち、どこに不満や課題を感じたのかを分析します。

これにより、次回の展示会では「より刺さるデモ」「改善すべき導線」「必要なコンテンツ」を明確化でき、ブースの完成度を高めることができます。

以下は「展示会来場者アンケート」のテンプレートです。登録不要でダウンロードできるので、ぜひご活用ください。

展示会 来場者を増やす方法16

方法18:リピーターをつくる仕掛け

事後フォローでは、来場者限定のフォローアップセミナーや、展示会で話題になったテーマを深掘りするホワイトペーパーを提供することで、継続的な接点が作れます。「単なる営業活動」にならない、思わせない工夫が重要です。

さらに、「次回展示会での先行案内」や「優先招待枠」を告知しておくと、来場者にとって次回訪問の動機づけになります。

4.展示会集客のよくある失敗例とその対策

展示会 来場者を増やす方法20

展示会では多くの企業が集客に力を入れますが、実際には「やってみたけれど思うように人が来なかった」というケースも少なくありません。
ここでは、展示会集客で陥りがちな失敗例を整理し、それぞれに効果的な対策を解説します。

失敗例(1):告知開始が遅すぎる

展示会は来場者側のスケジュール確保が必要なイベントです。BtoBほど予定は前倒しで埋まるため、直前告知は失敗のもとです。

失敗例開催直前の1週間だけで慌てて告知を開始 → 認知不足のまま当日を迎える。
対策最低でも 1か月前からSNS・メール・プレスリリースで発信を開始し、開催2〜3週間前に山場をつくる。

具体的な、告知スケジュール例は以下の通りです。

時期やること
3ヶ月前ターゲットリスト整備、特設ページ公開
2ヶ月前DM・招待状発送開始
1ヶ月前SNS発信本格化、リマインドメール
2週間前来場予約特典のリマインド
当日リアルタイムSNS投稿

発信内容とタイミングをあらかじめ決め、投稿日をカレンダーに登録して計画的に運用しましょう。

失敗例(2):発信内容からメリットが伝わらない

出展のお知らせでは、行くべき理由を伝えることが重要です。ベネフィットと体験価値を短文で言い切る型が基本です。

失敗例「◯◯展に出展します」というお知らせだけで、来場者にとってのメリットが不明確。
対策来場者のメリット(体験できること/得られる情報/限定特典)を具体的に提示し、行く理由を明示する。

「何が得られるか+所要時間+場所(地図・ブース番号)+予約リンク」の4点セットをテンプレ化して、毎回この型に当てはめて作成するとブレません。

失敗例(3):ブースのレイアウトが分かりにくく滞在が短い

回遊できないブースは通過するだけになってしまいます。入口で立ち止め、体験で納得、奥で会話という一筆書き導線が鉄則です。

失敗例入口が狭い・導線が不明確 → すぐに通り抜けられてしまう。
対策「入口→体験→商談」の流れを意識した導線設計にし、目立つアイキャッチで立ち止める仕掛けを入れる。

テープなどで足元に導線を可視化する方法もおすすめです。

失敗例(4):スタッフ対応が不十分

スタッフの第一印象で「立ち寄るか」が決まります。

失敗例スタッフが座ってスマホを見ている/声かけが消極的 → 来場者が入りづらい。
対策身だしなみ・笑顔・積極的な声かけを徹底。声かけフレーズやエレベーターピッチを事前に準備・練習しておく。

準備段階から3分ロールプレイを日課化しましょう。

失敗例(5):ノベルティや資料が自己満足的

「高価=喜ばれる」ではありません。仕事に役立つか、社内で共有されるかで選定しましょう。

失敗例高価だが使い道のないノベルティや、分厚すぎて読まれない資料を配布。
対策来場者が仕事で役立つ実用的なノベルティや、要点をまとめたコンパクト資料を準備。社内共有されやすい工夫も加える。

資料は「要点をまとめたものを1枚+詳細はQRコードでダウンロード」として軽量化し、持ち帰りやすくすることもポイントです。

失敗例(6):事後フォローが遅い・雑

温度は時間とともに減衰します。48時間を越えると記憶は急速に薄れる前提で運用を決定しましょう。

失敗例展示会後に何週間も経ってから一斉メールを送る → 来場者の熱が冷めて反応が薄い。
対策商談化可能性に応じてスピード感を変えたフォローを実施。ホットリードは即日、ウォームは3日以内、コールドは1週間以内にアプローチ。

「基本のテンプレ+個別追記」でフォローの速度と質を担保しましょう。

まとめ

展示会で来場者を増やすには、事前集客はもちろん、ブースや演出、事後フォローまで幅広く対応する必要があります。一つ一つ確実に進めていきましょう。

また、本記事で紹介した便利な各種資料も、ダウンロードしてぜひご活用ください。

▼ダウンロード資料まとめ

【業種別】エレベーターピッチ事例集
【展示会営業用】エレベーターピッチ作成シート
展示会スタッフ 身だしなみチェックリスト
展示会来場者アンケート

展示会で自社の製品やサービスを効果的に伝えたいなら株式会社ストラーツがおすすめです。商材の特徴を整理し、来場者に伝わる見せ方やメッセージ設計からブースデザイン・施工、制作物準備、当日運営まで対応。展示会で伝わる展示設計を通じて、出展効果を高めるブースづくりを支援します。

展示会 来場者を増やす方法3

この記事の監修者

Exhibition Booth Layout11

堀江 和敬 株式会社ストラーツ 代表取締役社長

これまでに多数のイベント・展示会を制作。展示会では費用対効果を重視し、名刺獲得からの受注を最大化することを大切にしている。

監修者コメント:
展示会は、ただ「見せる」だけではなく、「成果を出す」ために戦略的に準備を進める必要があります。来場者の心を動かし、商談やリード獲得につなげるには、目的に合った設計と表現が欠かせません。ブースの力を信じて、ぜひ価値ある展示会にしていきましょう。

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